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ブラジル通貨レアルの為替情報をご紹介します。

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             作成:2015年4月


代表的な高金利通貨 ブラジルレアル
マーケット情報で為替レートを確認(ブラジルレアル/円)

ブラジルレアルの特徴

1.資源国通貨:商品価格に概ね連動する

ブラジルは鉄鉱石などの鉱物資源や大豆などの農産物を産出し、輸出している資源国である。産出する資源価格の動きによって国際収支や国内景気が影響を受けることから、ブラジルレアルも商品市況の動きに連動する傾向がある。

2.高金利通貨:内外金利差がもたらす資本の流れに影響される

ブラジルの政策金利は12.75%(2015年3月末現在)で、世界の主要国・地域の中では相対的に高い水準である。このため、投資資金が流入しやすい環境にあった。

ブラジルレアルのこれまで

【図1】ブラジルレアルの対米ドル為替レート 期間:1994年6月末〜2015年3月末(月次)

【図1】

(1)レアルプラン導入:為替レートは目標相場圏内に固定

ハイパーインフレに悩まされてきたブラジルは、物価安定化政策「レアルプラン」を導入し、1994年7月に市中の通貨をすべて米ドルにリンクした新通貨に切り替えた。これによってハイパーインフレは収束したが、貿易赤字が拡大した。

(2)ブラジル通貨危機:変動相場制への移行とレアル下落

1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア危機などの影響により、ブラジルにおいても外国資本の急激な流出が発生した。政策当局は金利の引き上げや財政の緊縮策などの対策を行なったが、1999年1月には固定相場制を放棄し、変動相場制へ移行した。その結果、レアルは大幅に下落した。

(3)ルーラ大統領就任への懸念:政情不安でレアル下落

2002年には左派のルーラ大統領の就任を翌年に控え、外国人投資家の間で債務の持続可能性に対する懸念が強まり、資本流出に伴なうレアル売りが急増した。それによりレアルは大きく減価した。

(4)政情不安の払拭と貿易黒字:資本流入が活発化し、レアル上昇

ルーラ大統領は、就任後に財政・対外収支の健全化に努め、市場の懸念の払拭に努めた。また、世界経済の好調もあって、ブラジルの輸出は倍増し、経常収支は黒字化した。その結果、ブラジルへの投資の魅力が再認識され、資本流入が活発化し、レアルは上昇した。

(5)世界金融危機:資本流出で通貨下落

2008年9月以降の世界金融危機の深刻化とともに、投資家のリスク許容度が低下し、為替相場は急激な米ドル高・レアル安に転じた。政府は一連の景気刺激策を実施するとともに、中央銀行は積極的な利下げを行なった。

(6)レアル高を警戒

2009年以降は、大手格付会社によるブラジルの格上げやオリンピック開催決定などで、ブラジルが世界の投資家の注目を浴び、レアルは再び上昇した。ただし通貨の急激な上昇は国内産業の国際競争力を低下させるとして、ブラジル通貨当局はIOF(金融取引税)導入などの通貨高抑制策を打ち出していった。

ブラジルレアルの動きと為替介入プログラム

【図2】
2012年後半からは、世界景気の悪化懸念などを背景に資金流出懸念が台頭し、ブラジルレアルの下落が懸念されるようになった。ブラジル通貨当局は、IOF撤廃や米ドル売りブラジルレアル買いの為替介入などによって、ブラジルレアルの安定化に努めてきた。


【為替介入プログラム】

2013年5月以降、ブラジルレアルは、米国における量的金融緩和政策の縮小に対する懸念などから下落基調で推移した。レアル安の動きを受けて、2013年8月にブラジル中央銀行は新たな為替介入プログラムを導入した。大規模であることに加え、毎営業日、一定規模の米ドル売りレアル買いの為替介入を計画的に実施するという内容であったことから、為替政策の透明性が高まり、ブラジルレアル相場は回復に向かった。

2014年半ば以降は、原油価格の下落に端を発したロシアルーブル急落の影響などにより、ブラジルレアルも下落基調となった。こうした中、同中銀は、たびたび為替介入プログラムを延長してきたものの、2015年3月末で同プログラムを終了すると発表した。一方で、必要があれば追加の為替介入を行なう方針は維持しており、追加的な政策発動余力が引き続きブラジルレアル相場の下支え要因になると期待されている。

【図2】ブラジルレアルの対円・対米ドルレートの推移 期間:2009年12月31日〜2015年3月31日(日次)
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