投資環境レポート
世界の経済・金融市場
経済動向
4-6月期の成長率は4%になるも、先行きには景気下振れのリスク。
4-6月期の成長率は4.0%増を回復したものの、サブプライム住宅ローン問題を発端とした金融市場の信用収縮が解消されず、個人消費、住宅投資を中心に先行きの景気には下振れリスクが高まっている。FRB(米連邦準備制度理事会)は日欧と協調して緊急の資金供給を実施するとともに、8月17日には臨時のFOMC(連邦公開市場委員会)を開催し、公定歩合の0.5%引き下げと貸出期間の延長を決定した。
株式市場
サブプライム住宅ローン問題で株式市場は不安定化したが政策対応が下支え。
サブプライム住宅ローン問題を発端とした金融市場の信用収縮、住宅・消費関連指標の悪化による景気失速懸念などにより株式市場は一時不安定化。しかし、FRBの流動性供給、公定歩合引き下げに支えられ、8月末の水準は7月末と同程度に戻した。
債券市場
質への逃避で財務省証券利回りは低下したが、金利が高止まりした市場も。
住宅ローン担保証券をはじめとした資産担保証券市場の流動性収縮に対してFRBが資金供給を行う中、10年物財務省証券利回りは質への逃避から4.5%台に低下した。一方、資産担保証券の金利や銀行間市場金利は高止まるなど流動性偏在の解消には至らなかった。これを受けて市場では利下げ期待が高まった。



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