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データで紐解く
人生100年時代の手引き

人生100年時代の到来により、”老後”という言葉は、
もはや過去のものとなりました。
豊かでアクティブなセカンドライフを謳歌するために、
私たちはどのような考えを持ち、
行動を積み重ねていけば良いでしょうか。
シニアを対象とした各種の調査結果を紐解きながら、
「遊び」「健康」「学び」「仕事」「お金」
5つのテーマについて考えてみましょう。

01遊び

内閣府が「高齢者の地域グループ活動への参加状況」を調査したところ、61.0%がこの1年間(平成25年)に何らかのグループ活動に参加したことがあると答えました。参加率は、過去3回の調査のたびに増しています。グループ活動に参加することで、多くのシニアが「新しい友人を得ることができた」「生活の充実を感じている」と回答しています。

参加したい団体として最も多いのが、「趣味のサークル・団体」(31.5%)、次いで「健康・スポーツのサークル・団体」(29.7%)となっています。一方で、実際に参加している団体は、それぞれ18.4%と18.3%にとどまっています【データ1】。趣味や健康、スポーツの団体に参加したい気持ちを持ちつつも、希望を叶えられていない人が多いようです。

昨今では、シニアの地域サークル探しを支援するNPO法人やウェブサイトが数多くあり、そうしたサービスを利用するのも一つの手です。自分に合ったサークル・団体に巡り合い、セカンドライフの充実を実現しましょう。

データ 1

参加したい団体と参加している団体(複数回答)

資料:内閣府「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(平成25年)
(注 1)調査対象は、全国の60歳以上の男女
(注 2)「その他」や「参加したくない」などの回答を除く
出所:内閣府「平成29年版高齢社会白書」
http://www.cao.go.jp/

02健康

2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳と、男女とも過去最高を更新しました。長生きできるのは喜ばしいことですが、一方で、病気にかかるリスクが高まることは否めません。ところが、厚生労働省が実施した「健康意識に関する調査」によれば、健康に関する不安は、年代別で大きな差はありません。

その背景には、シニアの健康に対する意識の高さがあるかもしれません。「食事・栄養に気を配っている」「定期的に健康診断を受けている」「運動やスポーツをするようにしている」「新聞・テレビ・雑誌などで健康の情報・知識を増やすようにしている」等の割合は、他の年代と比べて、むしろ高くなっています【データ2】。

そうした意識を反映して、高齢者の体力は年々向上しつつある、との調査結果もあります。
忙しい現役生活を終えて迎えるセカンドライフは、自分のために使う時間が増えます。生活習慣の改善により、長い人生をよりアクティブに生きることができるのです。

データ 2

健康に気をつけていることは、具体的に何ですか。(いくつでも)

出所:平成26年 厚生労働省委託「健康意識に関する調査」の概要
http://www.mhlw.go.jp/

03学び

人々が一生涯の間に行なうあらゆる学習(学校教育、社会教育、文化活動、その他スポーツ・レク活動、ボランティア活動、趣味など)を「生涯学習」と呼びます。内閣府の調査によれば、60歳以上のシニアの約半数が生涯学習をしたことがあると答えています【データ3】。また別のデータによれば、生涯学習を通じて人生がより豊かになり、健康の維持・増進につながっていると多くの人が感じているようです。

ここ数年、官民一体となってシニアの生涯学習の場や制度を拡充しようという動きが盛んになっています。2017年12月には、高齢社会対策に関係する地方公共団体、企業、大学、NPOなどが一堂に会する「長寿社会における生涯学習政策フォーラム」が文部科学省および東京大学の主催で開催されました。

シニアの受け入れを拡大する大学が増えたほか、誰でも気軽に参加できるカルチャーセンターも多く、さまざまな学びの場があります。好きなことを自由にできるのはシニアの特権と言えます。自分自身を顧みる余裕が生まれるシニア期こそ、学びに最高の時期と考えましょう。

データ 3

高齢者が行っている生涯学習(複数回答)

資料:内閣府「教育・生涯学習に関する世論調査」(平成27年)
(注)調査対象は全国20歳以上の日本国籍を有する者であるが、そのうち60歳以上の回答を抜粋して掲載
出所:内閣府「平成29年版高齢社会白書」
http://www.cao.go.jp/

04仕事

全国60歳以上の男女に「あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか」と尋ねたところ、「働けるうちはいつまでも」と回答した人は42.0%に上りました。65歳を超えても働きたいとの希望者も合わせれば、全体の約80%に達します【データ4】。
「仕事は定年まで」と考える人は意外に少なく、シニアの就業意欲の高さがうかがえます。

実際、「65歳以上の正規・非正規職員数」は増加傾向にあります。高齢社会白書によれば、2002年時点では約150万人、2016年には2倍以上の約400万人に急増しています。さらには中小企業白書によれば、60歳以上のシニア起業が年々増えています。

政策面でも、年齢に関わりなく働ける社会に向けた取り組みが進んでいます。雇用対策法により年齢制限禁止が義務化されたほか、日本政策金融公庫では優遇金利を適用することでシニアの起業を支援しています。それまでの会社に残って後輩に経験を伝えたり、新しいビジネスにチャレンジしたり、活躍の場はさまざま。シニアが働くことについて、時代の追い風が吹いています。

データ 4

あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか

資料:内閣府「高齢者の日常生活に関する意識調査」(平成26年)
(注)調査対象は、全国60歳以上の男女。現在仕事をしている者のみの再集計。
出所:内閣府「平成29年版高齢社会白書」
http://www.cao.go.jp/

05お金

【データ5】を見ると、60歳以上のシニアの3割超は家計に不安を感じています。一方で、シニアの6割超は家計に不安を感じていません。しかし、豊かなセカンドライフ(60歳から85歳と仮定)を送るために必要な資金は、夫婦2人で約8,000万円(月額26.8万円×25年間)との試算もあります。(総務省「家計調査報告(http://www.soumu.go.jp/)」)

では、家計の不安を解消するためには、どうすればよいでしょうか?答えの1つ、それが「資産運用」です。仮に65歳の時点で3500万円の貯蓄を用意し、毎月12万円を取り崩していくと、89歳でお金を使い果たしてしまいます。それに対し、年率3%で運用をしながら取り崩していくと、100歳超まで資産寿命を延ばすことができます【データ6】。

まずは、ご自身の資産内容を再確認してみましょう。次に、もしこのまま預貯金を取り崩していくと、あと何年で無くなってしまうのか。現在および将来の「お金の動き」を確認してみましょう。

データ 5

高齢者の暮らし向き

資料:内閣府「高齢者の経済・生活環境に関する調査」(平成28年)
(注)調査対象は60歳以上の男女
出所:内閣府「平成29年版高齢社会白書」
http://www.cao.go.jp/

データ 6

貯蓄の取り崩しシミュレーション

シミュレーションの前提:
65歳の時点において3,500万円※1の貯蓄を2ヵ月毎に24万円(12万円※2×2ヵ月)ずつ取り崩したと仮定し、運用した場合としなかった場合の貯蓄残高の推移を示しています。
(注) 上記は野村アセットマネジメントが算出した試算結果であり、算出過程で取引コストや税金などは考慮していません。
※1 厚生労働省「平成29年賃金事情等総合調査-退職金、年金及び定年制事情調査」調査産業計・満勤勤続・大学卒・男性 平均退職金額2,249万円(平成28年度)と総務省「家計調査報告」2016年の50~59歳の純貯蓄額1,211万円より、約3,500万円と算出。
※2 理想の生活費(34.6万円)から最低日常生活費(22.6万円)を差し引いた金額。
厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/ 総務省http://www.soumu.go.jp/

将来の「お金の動き」が確認できたら、次のステップへ

「野村ターゲットインカムファンド」
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