日米のインデックスファンド・ETFに関する動向
目次
- 1. 日米におけるインデックス運用ファンドの純資産推移
- 2. インデックスファンドのパフォーマンス
- 3. おわりに
要約
- 日米の市場において指数に連動したパフォーマンスを提供するインデックス運用のファンドの残高が増加してきている。足元の2025年9月時点では、米国ではミューチュアルファンドとETFの残高の半分程度を、日本では公募投信とETFの残高の6割強をインデックス運用のファンドが占めている。
- 米国では、企業年金を中心とした退職貯蓄制度がインデックスファンドの残高を押し上げる基盤となってきた。日本では、日銀のETF買い入れや、NISA制度の利用拡大等により、特に2010年代から指数に連動するファンドの残高が伸びてきた。日銀保有分をおおまかに除くと、日本におけるインデックス運用の比率は米国のそれよりまだ低い。
- パフォーマンス面からは、2025年9月時点において、インデックスファンドの実績リターンの平均はアクティブファンドの実績リターンの平均より優れていることが、日米両方で確認された。
- インデックス運用の比率は今後もさらに高まると考えているが、一方、投資家全体のポートフォリオにおけるインデックス運用の比率が高まっているということは、そこにインデックス運用以外の戦略を組み入れることでリスク・リターンが改善される余地があるということでもあると考えている。