老後の投資と支出の意思決定(3)老後のインフレリスクと長生きリスク

目次

  1. 1. はじめに
  2. 2. 設例
  3. 3. インフレリスクの把握とその対処
  4. 4. ⾧生きリスクの把握とその対処
  5. 5. おわりに

要約

  • 老後のお金に関する意思決定を不確実にする要因には、投資リスク、インフレリスク、⾧生きリスクの3 つのリスクがある。今回はこのうち、インフレリスクと⾧生きリスクについて考える。
  • インフレリスクは物価上昇によって支出金額も増えていくことであり、その不確実性を含めて対応していく必要性がある。そのためにはまず、インフレリスクを正確に把握しなければならない。
  • ⾧生きリスクは想定以上に⾧生きして資金が枯渇するリスクであるが、生命に関するこのリスクは個人で対応することは極めて難しい。
  • これら2つのリスクはリスク性資産への投資で対応できる可能性はあるものの、それには限界もある。インフレ連動商品や保険、あるいはその組み合わせによる対応も検討すべきである。
  • 現状は、インフレリスク、⾧生きリスクに対処するための金融商品市場は未整備である。これらのリスクを直接低減する商品の普及が望まれる。
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