潜在的な企業価値に関するギャップのイメージ図

当社は、エンゲージメント活動の促進を目的に2021年にエンゲージメント推進室(2025 年にサステナブル投資戦略室へ改編)を立ち上げ、「日本企業に対する議決権行使基準」を改定しました。(詳しくはこちら
これらの取り組みを通じて、投資先企業への理解を深め、エンゲージメント、議決権行使、運用の一体運営を実現し、投資の好循環の実現を目指します。

エンゲージメント・プロセス

当社では、エンゲージメントを、スチュワードシップ責任を果たすための最も有力な手段の一つとして位置付けています。下図のエンゲージメント・プロセスを通じ、投資先企業の価値向上と持続的な成長をサポートし、日本企業が本来持つ潜在的企業価値を顕在化させていきます。

エンゲージメント・プロセス

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エンゲージメント・プロセスについて、くわしくはこちらをご覧ください。

エンゲージメントの重点テーマ

当社は責任投資委員会にて、エンゲージメント活動における重点テーマを毎年見直しを行なっています。
2024年は「デジタル社会のリスク管理」という重点テーマを新設しています。
9つの重点テーマを中心に企業価値向上に向けたエンゲージメントに取り組んでいきます。

分 類 テーマ テーマ概要
事 業 1 合理的な成長戦略の説明 ■成長を実現するための戦略(事業ポートフォリオの構築を含む)に関する合理的な説明を求める
■上記戦略に伴うリスク管理(成長戦略に沿った重要なリスクの特定、リスク管理体制の整備、マテリアリティの特定)について説明を求める
財務・ガバナンス 2 資本効率性に対する
コミットメント強化
■資本コストを上回る資本効率性を達成するための財務戦略(株価水準・変動や投資家との対話を踏まえた資本コストの設定や政策保有株式の縮減等を含む)
■資本コストを上回る資本効率性の達成に向け、役員報酬を通じたコミットメントを求める
環 境 3 気候変動 ■ネットゼロ達成に向けた目標の設定及びSBT認定の取得を求める
■旧TCFDの提言に沿った情報開示や気候変動に関連した事業機会について説明を求める
4 自然資本 ■ネイチャー・ポジティブの実現に向け、TNFDに沿った情報開示や生物多様性・循環経済に関連したリスクと事業機会について説明を求める
社 会 5 人権リスク ■人権デューディリジェンスの実施を求める。具体的には、人権方針の策定、人権インパクト評価の実施及び結果の開示、救済・是正措置、全社リスク管理への統合など
6 多様な価値観を持つ
人的資本
■ジェンダーの多様性や従業員ウェル・ビーイングを含め、成長戦略に沿った人的資本に関する戦略について説明を求める
7 ウェル・ビーイングな社会 ■ウェル・ビーイングな社会の実現に向けた取組み(例えば健康課題<アクセス・トゥ・メディスン/ニュートリション、薬剤耐性等>、アニマル・ウェルフェア、地方創生及びデジタルを活用したイノベーション)について説明を求める
■ウェル・ビーイングな社会の実現に向けたインパクト(影響度)の開示を求める
社会・ガバナンス 8 デジタル社会のリスク管理 ■デジタル化に伴って生じるリスクへの対応(例えばサイバーセキュリティへの対応、倫理あるAIの活用、個人情報の保護等)を求める
ガバナンス 9 実効性の高い
モニタリング・ボード
■実効性を伴ったモニタリング・ボード(指名・報酬を通じた経営陣の監督を主たる役割・責務とする取締役会)への移行を促す

重点テーマについて、くわしくはこちらをご覧ください。

CEOエンゲージメント

CEOエンゲージメントでは、機関投資家の視点から投資先企業の抱える課題や企業価値向上に向けた施策に焦点を絞り、CEO同士が真剣に意見を交わします。

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