野村アセットマネジメント 退職後の資産運用と資産活用

定年後の人生の楽しみ方
~シニア世代の楽しみと余暇にかかる費用~

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60代は、定年を迎える方もいれば、働き方が少しゆるやかになる方もおり、暮らしの形が変わり始める時期です。子どもの独立などをきっかけに、これまでより自由に使える時間が増える方もいるのではないでしょうか。自由な時間が増える一方で、その時間がすぐに楽しみに変わるとは限りません。忙しさが落ち着いた分、これまで自然に決まっていた一日の流れを自分で組み立てる場面が増えていきます。その中で「これからどう過ごせばいいのだろう」「何を楽しめばいいのだろう」「どのくらい費用がかかるのだろう」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

当コラムではシニア世代の人生の楽しみと余暇にかかる費用について具体的にご紹介します。

シニアが”現在楽しんでいること”

現在の楽しみ[複数回答形式] 
※上位20項目を表示
現在の楽しみのイメージ
  • (出所)ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2025」を基に野村アセットマネジメント作成

上記の調査結果で目立つのは、旅行が45.2%と半数近くを占め、シニア世代の楽しみの中心になっている点です。一方で、テレビ・映画・読書など家で楽しめるものも上位に多く、体力や天候に左右されにくい手軽さも重視されていることがうかがえます。さらに、スポーツや健康のように身体の調子を整えるもの、子ども・孫やパートナーなど家族や身近な人と過ごす時間といった人とのつながりを感じられる楽しみも一定の支持がありました。

過去1年でシニアが”体験してよかったこと”

この1年のうちに体験してよかったこと[自由回答形式] 
※上位10位までを表示
この1年のうちに体験してよかったことのイメージ
  • (出所)ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2025」を基に野村アセットマネジメント作成

続いて、シニア世代が「この1年で体験してよかったこと」では、日常の楽しみ以上に“外に出かける体験”に票が集まっています。最も多かったのは旅行で、やはり日常から離れる時間が満足度を高めていることがうかがえます。加えて、大阪・関西万博のような期間限定イベントや、コンサート・ライブ、スポーツ観戦といった現地ならではの臨場感を味わう体験も上位に入っています。さらにグルメ・食べ歩きや温泉・銭湯が続くことから、遠出をしない近場の外出でも「体験してよかった」と感じられる傾向が見られます。こうした体験は、その瞬間だけでなく、予定を立てたり誰と行くか考えたりする準備の段階から楽しみが始まる点も特徴です。終わった後も思い出として心に残り、話のタネにもなって余韻が続きやすいのかもしれません。

楽しみにかかる費用

とはいえ、実際に始めたり続けたりする際に気になるのは、「結局、いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。そこで、主な「楽しみ」にどのくらいの費用がかかるのか、見てみましょう。

余暇活動の費用 ※調査対象:15~79歳男女
余暇活動の費用のイメージ
  • (出所)日本生産性本部「レジャー白書2025」を基に野村アセットマネジメント作成

各費用は調査結果に基づく平均値ですので、地域や内容によって変わってきます。ご自身の生活スタイルに照らし合わせながら、「このくらいの頻度なら続けられそう」「年に何回までなら無理がない」といった形で、予算や計画を立てる際の参考にしてみてください。

最後に

60代以降は時間に余裕ができる一方で、何を楽しみにすればいいのか迷いやすい時期でもあります。だからこそ、気になる楽しみは「いつかやろう」と先送りにせず、予定として暮らしの中に組み込んでみてはいかがでしょうか。いつでもできると思っていることほど、意外と後回しになりやすいものです。
また、余暇にお金を使うことは、単なる出費ではなく経験や思い出を手に入れる投資ともいえます。出かけた先で見た景色や交わした会話は思い出として残り、なくなることのない資産となります。
本コラムでご紹介したシニア世代の楽しみや余暇にかかる費用の目安を参考に、気になる楽しみをぜひご自身の暮らしに重ねてみてください。楽しみな予定が一つ入るだけでも日常の見え方が変わり、気持ちが少し前向きになることがあります。そうした小さな積み重ねが、いつもの毎日を少しずつ彩っていくのではないでしょうか。

記載の内容は、コラム制作時点(2026年3月)のものです。
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