セカンドライフ
「思い出投資」とは
「思い出投資」とは、将来に備えて資産を残すだけでなく、今しかできない趣味や旅、家族や仲間と過ごす時間にも計画的にお金を使い、人生の幸福度や充実感を高めていく資産活用の考え方です。
将来のためにお金を準備することは大切です。一方で、年齢や健康状態、家族の状況などが変わると、「いつか実現したい」と思っていたことを、後から実現できなくなるかもしれません。
だからこそ、将来への備えだけでなく、今を楽しむための支出とのバランスを考えることが大切です。ここでは、「思い出投資」という考え方について詳しく解説します。
資産形成から資産活用へ
現役時代は、収入の一部を貯蓄や投資に回し、将来に向けて資産を形成していく時期です。これを専門用語で「アキュムレーション」と呼びます。
一方、リタイア後は、現役時代に形成した資産を、生活費や趣味、旅行などのために計画的に取り崩しながら活用していく時期になります。これを「デキュムレーション」と呼びます。特に「デキュムレーション」の考え方は近年注目されています。
登山にたとえると、資産形成期は山を登る時期、資産活用期は山を下る時期といえるでしょう。現役時代に一生懸命登ってきた山を、リタイア後はどのように安全に下り、人生を楽しむのか。資産を「いくら残すか」だけでなく、「どのように使うか」も考えることが大切です。
ただし、資産を取り崩す際には、将来の生活費や医療・介護費用などへの備えも必要です。「思い出投資」とは、無計画にお金を使うことではなく、将来の生活を見据えたうえで、今の自分にとって価値のある支出を計画的に行うことです。

上記はアキュムレーション・デキュムレーションのイメージを示したものであり、全てを網羅しているものではありません。
なぜ「思い出投資」なのか
当社が60代・70代の男女1,000人を対象に実施した調査では、"思い出"がたくさんある人は、思い出がないと回答した人に比べて、幸福度が2倍以上高いという結果が得られました。
また、思い出づくりのためにお金を使い道としては、「旅行」や「家族との関係」が上位に挙がりました。
この結果からも、資産を使って得られる価値は、物やサービスそのものだけではなく、旅行などの「体験」や家族や友人との 「つながり」、そして後から振り返ることのできる"思い出"にもあると考えられます。大切なのは、他人の価値観ではなく、自分にとって何が幸福や充実につながるのかを考え、お金の使い道を決めることです。

(出所)野村アセットマネジメントが行った「思い出投資に関する調査」(調査時期:2026年8月)を参照
"思い出"という、人生を豊かにする資産
「投資」というと、株式や投資信託などを通じて、資産を増やすことを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、資産は増やすことだけが目的ではありません。人生を豊かにするために活用することで、初めて価値が生まれることもあります。
将来に備えて一定の資産を確保しながら、今しかできない経験や、大切な人と過ごす時間にお金を使う。そして、自分にとって価値のある"思い出"という資産を積み重ねていく。これも、人生をより豊かにするための資産活用の一つです。
旅行、趣味、学び直し、家族や友人との食事、仲間との外出など、体験を通じて得られるものは人それぞれです。後から振り返ったときに「楽しかった」「やってよかった」と思える経験は、人生を豊かにするための大切な財産になるでしょう。
>思い出投資について、文化人類学者と当社社長が語った対談はこちら
思い出投資シミュレーションで、自由に使えるお金を確認
「思い出投資」を実践するには、生活費や年金受給額などを整理しながら、将来も安心して過ごすために必要な資金の見える化が重要です。「思い出投資シミュレーション」では、将来の収支を試算し、自由に使えるお金がどれくらいあるのか、またはどの程度不足する可能性があるのかを簡単に確認できます。
<思い出投資シミュレーション>例

※上記はイメージです
将来への備えを大切にしながら、今しかできない経験や、大切な人との時間にも計画的に資産を活用する。「思い出投資」は、資産を単に残すだけでなく、自分らしい人生のために活かしていく考え方です。
これからの時間をどのように過ごしたいのか。誰と、どのような思い出をつくりたいのか。まずは、自分にとって大切なことや実現したい夢などを整理することから始めてみてはいかがでしょうか。
(2026年10月作成)
本ページの記載事項・見解は、全て本ページ作成時点で当社が知り得る情報に基づくものです。将来、制定される制度の内容が変更になる、または一旦制定された制度が変更・廃止になる可能性等があります。


